FIEFS sans millesime
  • 1996

    偉大なカベルネ

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン68%、メルロー28%、プティ・ヴェルド4%

    試飲

    同じ年月を経た1995年産ワイン同様、濃厚で深みのある色合い。ほのかに赤紫がかったニュアンスも持ち、健全さを示している。このヴィンテージ特有の、赤スグリからカシス、そしてブルーベリーに至る赤系果実の芳しいフルーツ香が顕著。

    樽香は控えめ。口に含んだ時のアタックは、一定の濃縮度にも関わらず、葡萄の理想的な成熟度により、親しみやすい。後味に残る粗さのないタンニンが長期熟成を保証しており、時の経った今でも楽しみを与えてくれる。とりわけ魅力的なワインで、サンジュリアンのテロワールらしい気品を享受している。

     

  • 1998

    葡萄果汁は8月に作られる

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン74%、メルロー19%、プティ・ヴェルド7%

    試飲

    ルビー色がかった、とても鮮明で深みのある生き生きとした色合いで、きらめいている。アロマが大変豊かで、赤系果実香が微かな樽香とともに立ち上る。重たすぎることのない、大変バランスの良い味わいのワイン。柔らかさと爽やかさが感じられるアタックで、生き生きとした味わい。口中でとげとげしさのない変遷を遂げ、調和のとれたタンニンが後味に残る。中期保存に向く、飲みやすいワイン。

  • 2000

    カベルネの力強さと繊細さ

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン64%、メルロー26%、プティ・ヴェルド10%

    試飲

    過度の熟成を感じさせず、若さを感じさせる深い色調。香りは、大変繊細でエレガント。熟したフルーツ香とさりげない樽香がある。バランスの良さが、長い間一様に口中に広がる。適度なタンニンによって、ピュアなフルーツ風味が余韻に残る。長期保存に適したワイン。

  • 2001

    素晴らしいヴィンテージ

    気象

    収穫期間中は、乾燥して気温が穏やかで日照も良好だった。朝の涼しさが湿気を保った。

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロー21%、プティ・ヴェルド4%

    試飲

    紫がかったルビー色が光り輝き、未だ若々しく生き生きとした美しい色。さくらんぼ、スグリの実のフルーティーな香りが特徴的だが、同時に、まさにクラシックと言えるエレガントな樽香が微かに感じられる。バランスの良い味わいで飲みやすい。中位の構造で、重たすぎることのない適度なタンニンが余韻に残る。

  • 2002

    甘美でモダン

    気象

    9月と10月上旬の素晴らしい好天と暑さにより、葡萄は素晴らしい気象条件下で熟した。収穫時の葡萄の糖度は例外的に高めだった。

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン73%、メルロー27%

    試飲

    適度な成熟を思わせる、高い濃縮度のフルーツのアロマが特徴的。赤・黒系果実の香りがあり、調和のとれたバランスの良い味わい。よく熟したタンニンがシルキーで大変滑らか。全体的に重すぎることのないビロード感のある飲みやすいワイン。

  • 2003

    丸みと爽快感

    気象

    異常な猛暑にもかかわらず、収穫は9月11日に始まり、9月25日に終了した。

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン80%、メルロー20%

    試飲

    鮮明で、混じり気のない大変健全な色合い。赤系果実の濃縮されたアロマが顕著な、魅力的な香りを放つ。喉越しが良く、すっきりとした新鮮さと溢れる旨味で、エレガント且つ調和のとれたスタイルを表現している。サンジュリアンの典型。すぐにでも楽しめるワイン。

  • 2004

    バランスの良いヴィンテージ

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン72%、メルロー23%、プティ・ヴェルド5%

    試飲

    濃いルビーの美しい色。春に実るフルーツ系の芳香の爽やかさに特徴づけられた香り。重すぎることなく、均質な構造が口中に広がる。軽やかなタンニンが長い余韻を残す。

  • 2005

    大きな可能性を持つセカンド

    気象

    全ての理想的な条件が、この偉大なヴィンテージのために揃った。

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロー23%、プティ・ヴェルド2%

    試飲

    目の覚めるような深紅がかった赤紫のニュアンスを持つ、魅力的で深みのある色合い。数種のスパイスやよく熟したフルーツ香に、控えめな樽香が適度に入り混じった、繊細で芳しい香りを放つ。アタックは、十分に丸みがあってジューシー。変化を伴いながら口中に広がり、荒さのない熟した質の良いタンニンが余韻に残る。完璧なエレガンスゆえ、このワインは既に魅力的だが、本性を表すまでもう数年待つべきだろう。

  • 2006

    作り手の手腕が試された年

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン46%、メルロー42%、プティ・ヴェルド12%

    試飲

    既に輝きがあって澄んでいる、上品で濃い青紫系の色調。デリケートな香りで、フルーツ、白い花々や微かなバニラ系の香りが際立ったチョコレート系の香りが絡みあって立ち上る。味わいは、単調になることなく柔らかで旨味があり、親しみやすい。しっかりとしたタンニンの構造が口中に広がり、荒さや攻撃性もなく、心地よい後味を形成している。若いながらも既に快い味わいの、顕著な魅力のあるセカンドワイン。

  • 2007

    魅力とフルーツ感

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン54%、メルロー39%、プティ・ヴェルド7%

    試飲

    かすかな快い植物の香りや、フランボワーズ、バラのフローラルな香り。丸みがあり、適度な抽出度のフルーティな味わい。

  • 2008

    しっかりした弟分

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン57%、メルロー29%、プティ・ヴェルド14%

    試飲

    色は、中程度の濃度の輝くルビー色。黒系果実、さくらんぼ、カシスの芽の香りが爽快感をもたらしている。胡椒、バラ、ヒマラヤスギのスパイシーな香り、白煙草、カラメルの軽い香りが感じられる。アタックは生き生きとして爽やか。タンニンはしっかりとしていながら、しなやかでシルキー。旨味のあるフルーティさが顕著で、スパイシーかつ上品な芳香が反復する。適度の力強さがあり、既に舌触りが良く、セカンドにしては興味深い複雑性を持つ。メドックの素晴らしい特色が出ている。

  • 2009

    レ フィエフ ド ラグランジュ 2009年

    気象

    2009年は、寒くて湿気の多い冬と、葡萄の成熟期及び収穫期の、これまでになく好ましい気象条件に特徴づけられた。

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン57%、メルロー35%、プティ・ヴェルド8%

    試飲

    《黒系果実味が感じられ、若々しく爽やかで生き生きとしていて丸みがあり、余韻は張りのある味わい。フルーティー感が前面に出ていて、支えとなるに十分なタンニックな構造がある。》J. Dupont

  • 2010

    レ フィエフ ド ラグランジュ 2010年

    気象

    2010年ヴィンテージは、極度の乾燥と比較的冷涼だった気温に特徴付けられた特別な気象の産物。このため、9月29日から10月20日までという平年より遅い収穫となった。

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー31%、プティ・ヴェルド9%

    試飲

    2010年ヴィンテージを試飲する際の主な基準の一つは、非常に力強いタンニンと相関性のある清涼感。これにより、2010年産が1990年、1996年、そして2000年産の系譜に連なることとなった。スパイス、熟した黒系果実の味わい。熟成のこの段階において、輝かしい。恐らく、この年のレ フィエフ ド ラグランジュのブレンディングに充てられたプティ・ヴェルドによるものだろう。

  • 2011

    レ フィエフ ド ラグランジュ 2011年

    気象

    2011年は、これまで経験した中で最も暑くて乾燥した一年だった。ラグランジュに残される16年間の記録において、初めて年間平均気温の14度を超えた年だった。

    ブレンド

    カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー34%、プティ・ヴェルド6%

    試飲

    丸みや厚みが感じられ、際立っていて、燻した樽香のある、少々焼けたような、充分に熟した葡萄の香り。優しく甘い味わい。

  • レ フィエフ ド ラグランジュ

    セカンドワインは、サントリーグループがシャトーラグランジュに経営参画した1983年に誕生しました。今日では平均樹齢30年の、細かい砂礫質土壌に植えられたカベルネ・ソーヴィニョンと、粘土質土壌に植えられたメルローから生産されています。

     

    グラン・ヴァンであるシャトーラグランジュと同様、畑において葡萄の最適な成熟度及び凝縮度を探求し、区画ごとの醸造とタンニンの構造に適した熟成に最新の注意を払っています。

     

    若い頃は、赤系果実を思わせるアロマと、丸みのある溶け込んだタンニンが特徴のワインですが、長期保存にも適した十分なポテンシャルを有しています。

    Fiefs de Lagrange Vintages in press