Les arums de Lagrange
爽やか、はつらつさ、エネルギー
初ヴィンテージは1996年。当時のメドックにおいて白ワインはまだ珍しく、ラグランジュの先駆者精神がここでも垣間見られます。主要品種であるソーヴィニヨン・ブランとソーヴィニヨン・グリ特有のみずみずしさ、そしてセミヨンからもたらされる、こくのある深い味わいが巧みに交じり合い、優れた調和を奏でます。樽内で6ヶ月熟成させ(新樽率50%)、しなやかさと濃厚なテクスチャーが印象的なワインに仕上げています。
柑橘系が華やかに香り、その後トロピカルフルーツの濃厚なアロマが広がります。白桃や蟠桃(ばんとう)を思わせるニュアンスがほのかに香り、全体を軽やかにまとめます。爽やかさと同時に濃厚さも印象的な、期待を裏切らないラグランジュらしいワインです。