1855年グランクリュ格付第3級、シャトー・ラグランジュは、名声高きアペラシオン・サンジュリアンにあります。
ぶどう畑は地質学「ギュンツ氷期」に形成された二つの丘の上に地続きに広がり、そのうちの一つはサンジュリアンでも最高の標高に位置しています。
私たちが大切にしていること、それはこのシャトーすべてが奏でる自然のハーモニーを繊細に紡ぎ出すこと。特にぶどう畑においては、伝統を尊重し細部にいたるまで丁寧な作業に心を配り、この土地特有の魅力が詰まった、エレガントでありながらたくましい、長期熟成タイプのワインを生産しています。
今からおよそ35年前、ラグランジュではぶどう畑の再編に着手し、ぶどう樹の植え替えを進めました。今日、その樹は神秘的ともいえる進化をとげ、テロワールの魅力が凝縮した、偉大なワインを生み出すまでに生長しています。
テロワールの魅力を最大限に引き出すために、醸造庫を整備する際、ステンレスタンクの一つ一つに、最適と思われる畑の区画を割り当てました。
時間とともに作品が形になる過程、 私たちは特に熟成庫で静かに眠るワインの育成・熟成を大切に見守ります。シャトー内はいずれの設備にも完璧な生産環境が整えられています。
(Matthieu Bordes/ゼネラル・マネージャー)
ゲストの皆さまには、ぶどう畑に囲まれた空間で、時間を忘れてゆったりとした寛ぎのひとときをお楽しみいただいています。 またワインづくりやテイスティングを学べる見学コースを通して、ラグランジュのワインの魅力にふれていただく機会をご提供しています。