シャトー·ラグランジュのワインの抜栓方法は次のとおりです。まず、ボトルネックの出っ張りの下部分にソムリエナイフの刃をあて、キャップシールに切れ込みを入れます。キャップシール上部をはずし、コルク表面を拭きます。ソムリエナイフのスクリューをコルク中央に刺し、スクリューの長さ半分までねじ込みます。瓶口に1つ目のフックをかけてテコの原理でコルクを引き上げます。さらにスクリューをねじ込み、2つ目のフックをかけてコルクを抜き取ります。
コルクの香りを嗅いで状態を確認します。ワインを試飲し劣化がないことを確認します。サービスする相手にワインラベルが見えるようにボトルを持ち、100mLほどグラスに注ぎます。注ぎ終わりには滴が落ちないようにボトルを少し回して滴を切るか、リトー(トーション)で瓶口を拭き取ります。
「レ·ザルム·ド·ラグランジュ」は10℃程度に冷やしてお楽しみください(冷蔵庫で4時間、または氷の入ったワインクーラーで20分)
シャトー·ラグランジュの赤ワインは18℃程度が適温です。グラスにサービスするまでに18℃まで温度が上がることを想定して、16℃で管理してください。温度が低すぎるとワインの特徴やアロマを感じ取りにくく、逆に温度が高すぎると重い口当たりになりがちです。
カラファージュ、つまり、ワインをカラフに移す目的は、ワインを空気に触れさせることです。この場合は熟成年数の若いワインやタニックなワインが対象となります。使用するカラフは幅広の形状のものをおすすめします。ヴィンテージにもよりますが、熟成年数7年未満の若いシャトー·ラグランジュの場合、サービスの2·3時間前にカラフに移しましょう。一方、十分に熟成したラグランジュの場合は1時間前で結構です。カラフに移す際には、ワインがカラフの内壁をゆっくり伝うように注ぎ入れます。
デカンタシオン、つまり、デカンターに移す目的は、ボトルに溜まった澱を取り除き、サービス時のワインの明澄度を整えることです。24時間前にはボトルを立てて保管します。サービス直前に抜栓し、澱が流れ出ないようにデカンター(酸化を防ぐためにカラフより細身の形状のもの)にワインを注ぎます。この場合は熟成年数20年以上のワインが対象となります。
シャトー·ラグランジュのワインは以下の方法で保存ください。
電気式セラー、または地下セラーが最適です。
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