ぶどう畑ではおよそ30名のスタッフが作業に携わり、中には代々続けてラグランジュに勤務するスタッフもいます。完璧な熟度でのぶどう収穫を目指し、蓄積されたノウハウを最大限に生かしながら日々作業に取り組んでいます。
また、常に最低4名のエノロジストが栽培・生産チームのサポートにあたり、アッサンブラージュ時にはさらにコンサルタントが1名加わります。 個々の感性を率直に意見し合い、互いに補い、協議を重ね、「一切の妥協を許さず、常にさらなる品質を追求する」という課題に真摯に向き合っています。
同時に、R&D(研究開発)部門では、生産性と品質の向上に注力するとともに、気候変動の影響を見据えたリサーチを行っています。
テロワールを生かすために
ぶどう畑は103の区画に細分化され、それぞれの環境を精緻に把握し、可視化・データ化しています。ぶどう栽培および醸造過程いずれにおいても、区画ごとの特性とポテンシャルを最大限に引き出します。
– ぶどう畑での品種・区画ごとの栽培管理。
– 果実の最適熟度に合わせた区画ごとの収穫。ワインの品質に大きな影響を与える重要な要素です。
– 区画に合わせた小型タンクでの醸造。それぞれの区画の特性を最大限に引き出し、アッサンブラージュ時の選択の幅を広げます。
– 精緻さを極めたアッサンブラージュ。ヴィンテージ特有の成り立ちや個性を忠実に映し出します。
– 精密なボトリング。完全なるシャトー元詰めで、ワインの状態が最高に整ったタイミングで行います。
シャトー ラグランジュのグランヴァン(ファーストワイン)は厳しい基準で選ばれ、生産量全体に対するグランヴァンの割合は通常40%以下です。その結果、セカンドワイン、レ フィエフ ド ラグランジュには、高い樹齢の果実や、秀逸な区画の果実が多く使われます。
シャトー ラグランジュは文化遺産として極めて高い価値を有しています。この素晴らしい空間と時間を、ワインを愛する皆様と共有したいという思いから、ラグランジュではシャトーの歴史、テロワール、そしてワインを紹介する見学ツアーをご案内しています。アッサンブラージュの知識を深めるコースやブラインドでの垂直試飲、樽熟成中ワインの試飲など、ツアーの内容は多種多様です。また、プライベートルームでの厳選したワインと最高のお料理とのペアリングも、是非ともお楽しみください。
シャトー ラグランジュの魅力をもっと多くの皆様にお伝えしたい、その一心で、世界各地においてラグランジュを紹介するテイスティングやイベントを行っています。唯一無二のテロワールから生まれるラグランジュのワインを世界中でサポートくださる皆様に、心より感謝申し上げます。
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Matthieu Bordes (– ゼネラル・マネージャー)
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