土地の魅力

最盛期を迎えたぶどう畑

シャトー ラグランジュのぶどう畑は面積118ヘクタール。地質学ギュンツ氷期に形成された2つの丘の上に、ひとまとまりの敷地として広がり、そのうちの1つはサンジュリアンのアペラシオン最高の標高に位置しています。

1855年にはナポレオン三世の治世下で格付けが制定されましたが、ラグランジュの畑面積と区画構成は当時そのままに維持されており、これは極めて稀なことです。100を超す区画に細かく区分し、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルドを栽培しています。

加えて、白ワイン用区画として11ヘクタールを有し、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、セミヨンを栽培しています。

人と自然と響きあう

テロワールの魅力を最大限に引き出すために、自然環境と調和したワインづくりを心がける。豊かな資源を次世代へとつなげる。環境に優しい代替手段を選び、気候変動による影響に備える。生産活動に伴う環境負荷の削減に努める。これらを主な軸として、シャトー ラグランジュはこれまで数十年、環境に配慮したぶどう栽培、ワイン生産に取り組んできました。この方針は、1899年の創業以来サントリーグループが努力を重ねてきた、「人と自然と響き合う」という企業理念につながります。

除草剤を使用しない代わりに、エコシステムの維持、向上と土壌侵食防止を目的として、畑の大半は草生栽培(カバークロップ)で管理しています。その他、生産設備の屋根にソーラーパネルを設置し、セラーのエネルギー収支をプラスに保つなど、自然資源の有効的な保全に率先して取り組んでいます。

また、ぶどう畑における生物多様性の保全・改善の観点から、生垣を整備し、養蜂箱や野鳥の巣箱を設置し、草地管理には羊の群れを放牧しています。草刈り時期を遅らせたり、休耕地を花畑へ転作する取り組みも動植物相の改善に効果的です。

シャトー ラグランジュのワインは、豊かな自然環境を守り生かす努力の結晶です。

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